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痔瘻

これだけは嫌…じろう

「痔瘻(じろう)」とは、
肛門の歯状線にある肛門腺窩というという小さなポケット状になった穴に
便がつまり、大腸菌などの細菌に感染することによって起こる炎症で、
俗に「あな痔」と呼ばれています。 
たいていは「肛門周囲膿瘍」という病気から進行することが多く、
激しい痛みや発熱をともないます
健康な状態であれば、排便時に肛門腺窩に便がたまってしまったとしても、
肛門には細菌に対する強い免疫力が備わっていますので、炎症を起こすようなことはありません。
しかし、便秘や下痢などの排便障害を起こし肛門腺窩に便をためやすい環境下の時に、
ストレスや疲労が重なって肛門の免疫力が低下するような状況が重なってしまうと、
細菌に感染しやすくなり、炎症を起こしてしまうのです。

どうして最も厄介なの?

痔瘻は治療する上で最も厄介な症状といわれています
それは、「痔核(いぼ痔)」「裂肛(切れ痔)」などと違って、
自宅療養やお薬では治りにくく治療には手術が必要であることと、
長期間にわたり放置し悪化させてしまうとガン化してしまう可能性が高いのがその理由です。
タイプは以下の4つに分かれています。

  • Ⅰ型痔瘻…皮下痔瘻、粘膜下痔瘻とも呼ばれ発生頻度の高くない
  • Ⅱ型痔瘻…筋間痔瘻と呼ばれ、痔瘻の60~70%を占める一般的なもの
  • Ⅲ型痔瘻…坐骨直腸窩痔瘻は、痔瘻の約20%を占め男性に起こりやすい
  • Ⅳ型痔瘻…骨盤直腸窩痔瘻とも呼ばれ、発生率は稀

いずれのタイプも患部を切開して膿を取り除くだけでは不十分で、
原発巣となっている肛門腺と原発口となっている肛門腺窩を取り除かないと、
せっかく治療しても再発してしまう結果になってしまうのです。

なりやすい人ってどんなタイプ?

その昔、痔瘻は、結核菌が起こす結核性の病気と考えられていましたが、
現在では便の中の大腸菌などの細菌に感染して起こるものが
大半であるといわれています。 
では、痔瘻を起こしやすい人は、どんなタイプの人でしょうか?

痔瘻は肛門腺窩に便がたまってしまうところから始まりますので、
下痢や便秘など排便障害のある人や、先天的に肛門腺窩が深い人などが
かかりやすいといわれています。 
どちらかといえば、若い世代のがっちりした体格の男性に多くみられるのですが、
これは過度の飲酒などで下痢をしやすく、
しかも、筋力が強く便が肛門に当たる力が強いことが関係していると考えられています。

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